梅木屋はもともと「梅木屋旅館」という明治時代から100年以上も続いていた料理旅館だった。
その頃は大広間で地元の冠婚葬祭や宴会などがおこなわれ、観光客だけでなく地元の人にも親しまれていた。今も周辺の人は“梅の木さん”と親しみを込めて呼んでいる。
時が経ち、都志港に船が出入りすることがなくなり、都志の住民や交流人口が減っていくとともに梅木屋旅館も閉めることになった。それから約20年。そんな話を大家さんから聞いて、『梅木屋』という屋号を継がせていただくことになった。昔の旅館の趣を残しつつも今の旅行スタイルにも適応する、そんな空間づくりを目指して今日も改装作業を進めます。